よく食べるグミのカフェインが気になる
近年、グミのラインナップが充実していてうれしい限り。
定番の「果汁グミ」や「HARIBO」もいいけど、「BOOST BITES」がおいしい😋
歯ごたえ、甘さ、香り、すべてがちょうどよいバランス。ハードよりの食感で食べごたえがあって誠によい!


でもこの商品、それなりにカフェインが入っているのでは?
緑のパッケージ:57mg/100g
ピンクのパッケージ:59mg/100g
美味しすぎてパクパクたべがちなので、過剰摂取にならないか気になる🤔
身近なもののカフェイン含有量
カフェインといえばコーヒーだけど、その他にも含有量高め飲食物はある。
以下、超大まかな含有量のまとめ。
飲料・食品 | 含有量 | 備考 |
コーヒー | 60mg/100ml | ドリップ・インスタント |
玉露 | 160mg/100ml | |
ほうじ茶・ウーロン茶 | 20mg/100ml | |
モンスターエナジー | 40mg/100ml | 142mg/355ml缶 |
コーラ | 10mg/100ml | 35mg/350ml缶 |
ミルクチョコレート | 30mg/100g |
こう見るとモンエナは濃度としてはそんなに高くないけど、1缶飲んでしまうとそれなりに多めに摂取していることになる。
あと玉露の濃度がすごい!でも同じお茶でいえば麦茶はカフェインゼロなので不思議だな😊
そもそもカフェインってなに
Caffeine:カフェイン(1,3,7-トリメチルキサンチン)
カフェイン単体としては無臭白い粉末で、味は苦い😢
構造としてはプリン骨格(※)を持っていて、このおかげで眠気吹き飛ばし作用が発現する。

※それぞれ窒素原子(N)が2つずつ含まれる五員環と六員環がくっついた構造
カフェインの効果・作用機序
興奮作用
脳内にカフェインが入っていくと、アデノシン受容体にカフェインがくっつく。
通常、アデノシン受容体はアデノシンとくっついて眠気を感じさせる。
(※アデノシン受容体-アデノシン → ドーパミン受容体の不活化 → 眠気😪)
ところが、そこにカフェインが居座ることでアデノシンがくっつけない=眠気が発生しない事態が発生する。
つまり、カフェインはあくまで眠気に落ちるのを予防しているだけであって、ゼロから興奮状態にレベルアップするわけではない、ということなの…?
その他の作用としては、強心作用(弱め)、脳細動脈収縮亢進、利尿作用、胃酸分泌亢進など。
中毒性
日常的に高用量のカフェイン摂取を続けてアデノシン受容体を酷使するとカフェイン中毒になる可能性がある。
具体的には1日に1000mgを超えた摂取がつづくと危ないみたい😐
その場合は、怒りっぽい、落ち着きがない、頭痛、貧血、体の冷え、胃痛などの症状が出ることがある。
ちょっとメモ( ..)φ 代謝について
カフェインの代謝に関連するのが、肝臓に発現している酵素CYP1A2。
ニコチンはCYP1A2を誘導するので、喫煙者におけるカフェインの効果は、非喫煙者よりも低そう。
肝臓で分解された後は最終的に尿酸となって、尿として排出される。
プリン骨格を持っているのでそういえば尿酸になるか!
だから摂取量が多ければ痛風のリスクにもなり得るってことになる。
適正なカフェイン摂取量
現在日本では、適正な摂取量の基準はなく、厚労省なども海外の調査結果や指針を参考にしているみたい。
対象 | 1日あたりのだいたい目安 | 備考 |
子ども | 2.5mg/kg | 例)体重40kgで約100mg |
成人 | 400mg | マグカップのコーヒー約2杯分 冒頭で紹介したグミなら7袋分 |
妊婦 | 300mg |
ただし、当然体重や体格、遺伝的要因によっても許容量的なものは上下する。
まとめ
カフェイン摂取量目安を参考にすると、美味しいグミを1日数袋食べても問題なさそう!
でもほかにコーヒーとかコーラとか、チョコとか摂取すれば摂取量上乗せになって気が付かないうちに目安量超えてしまう可能性もありそう…
一時的なものであれば大丈夫だけど、日常的に高用量の摂取とならないように気を付けよう😊
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